40代から始める日本人の中國生活の記録
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國際大都市·青島
說起青島,很多日本人最先聯想到的應該就是青島啤酒了。但其實啤酒並不是青島唯一的特色。在這篇文章中,我想與各位分享一下我訪問青島期間的印象和發現,向大家展示將歷史、文化、自然和工業發展交織在一起的青島魅力。
在談論青島之前,首先讓我來介紹一下山東。山東物產豐富、風景優美,總人口數超1億人。從整體上看,山東省的發展並非某個城市的一枝獨秀。除了省會濟南和本文將要討論的青島,煙臺、濰坊、威海、濟寧和菏澤等城市也在全省各地百花齊放,風格相異、特產繁多、各領風騷。
中國社會學家費孝通先生曾言:“各美其美,美人之美,美美與共,天下大同。”這句話的大概意思是:人們不僅要懂得欣賞自己創造出來的美,還要包容和欣賞別人創造的美,然後將各自之美和他人之美有機結合,從而實現理想中的大同美。山東、乃至中國都正完美地詮釋了這句話的內涵,各地方在發揮自身優勢的同時,也能尊重對方的優秀品質,從而形成協同效應,創造出巨大的和諧和獨特的魅力。
雖然很難一言以蔽之,但如果用一句話來總結青島的優勢和魅力,我能想到的第一個詞就是“開放”,而這裡面既包括直觀感受,也包括經濟與國際交流層面的意義。
來到青島,首先映入眼簾的便是面積近500平方公里的美麗的膠州灣。正如當地居民所介紹的那樣,膠州灣是“青島市民的母親灣”,這個天然的港口充滿了偉大的母性和無與倫比的美麗,彷彿輕輕地擁抱著人們的心。眺望寧靜的海面,海風拂面而過,心情也隨之開闊起來。
在這樣的環境下,青島人的思維也很開放。採訪間隙在市內閒逛,向遇到的當地居民問起青島時,大家都會滔滔不絕地說上很久。我覺得這並不是誇誇其談,而是一種想讓人們瞭解青島魅力的強烈願望。山東旅遊的宣傳語中有一句是“好客山東”,青島人似乎就有一種天然的好客精神。
海路聯通世界
在經濟方面,青島是中國首批14個沿海開放城市之一,始終走在對外開放的前沿。青島港作為世界第四大港,2022年貨物吞吐量、集裝箱吞吐量均實現了逆勢增長,在2022年十大海運集裝箱口岸營商環境測評中,青島以總分第一名的成績榮獲最優等次。海上絲綢之路是一條看不見的路,但青島卻通過海路,與“一帶一路”沿線國家和地區、乃至全世界建立起切實的緊密聯通。可以說,青島能在與各國的經濟交流中發揮優勢,成長為今日的開放型城市,是其優良先進的港口設施和產業基礎,和連通“絲綢之路經濟帶”和“海上絲綢之路”的區位優勢聯合作用的必然結果。
誕生於青島的海爾是青島工業發展的代表企業之一。我參觀了位於青島的海爾世界家電博物館,展覽內容給我留下了強烈的印象。博物館介紹了家電的發展歷史,展示了各年代的主要家電產品和生活方式。
最具特色的是它的展示結構。50、60、70年代以歐美為主,80年代以日本為中心,90年代至今則重點展示中國普通家庭的生活與家電產品。曾幾何時,日本的白色家電(洗衣機、冰箱、空調等可替代人們家務勞動的電器產品)壓倒西方的商品佔據首位。而隨著中國經濟的發展,“中國製造”成為家電主流,時至今日,中國在應用IT技術的智能家電方面已領先於世界。這些反映出改革開放以來中國工業技術的發展、人民生活水平的提高,而更重要的是,它也是“中國製造”在世界範圍內實力與存在感的具體表現。
除了海爾世界家電博物館,在拜訪青島啤酒博物館,甚至是參觀郊區的小工廠時,每個地方的負責人都在交流中表示,要堅定地著眼於走出去開展全球業務發展,並肯定了對外開放、企業與國家戰略協同發展的重要性。因此,我也想用“開放”來總結青島的特色和吸引力。今年是“一帶一路”倡議提出10週年。我認為以此為契機,青島乃至全中國會進一步面向海外敞開大門,而青島的開放精神也將愈發高漲。
以上是我對青島的個人認知,每個到訪青島的人都會有自己的感受。百年老街區銀魚巷翻新重煥生機,裡岔鎮桃李春風田園綜合體推出“農業+旅遊”的新模式,吸引了眾多遊客前來遊玩……眾多景點還有很多旅遊指南和旅遊網站上沒有介紹出來的魅力待人發現。希望大家都能來看看這座美麗的港口城市,親自去發現青島的美妙之處。
40歲,我來到了中國 ㉕
開放の風を感じる國際的な大都市・青島
國際的な大都市・青島を訪ねて
山東省青島市は中國の重要な港灣都市で、古くから産業が栄えてきたことで知られる。「一帯一路」共同建設イチシアチブが打ち出されて以降、この國際都市は海のシルクロードの重要拠點として、各國との結びつきが日増しに強まっている。
青島と聞いて、多くの日本人の方がまず思い浮かべるのは青島ビールだろう。だが、當然のことながら青島の特色はビールだけとは限らない。今回は歴史と文化、自然、そして産業発展が織りなすこの都市の魅力を皆さまにお伝えすべく、筆者が現地を訪れて感じたこと、発見したことをつづってみたい。
さて、青島について語る前に、まず山東省という土地について紹介すべきだろう。産物が豊かで風光明媚な山東省は、1億人もの人口を擁している。だが、省全體としては一極集中型ではなく、省都の済南市や今回取り上げる青島をはじめとして、煙臺、濰坊、威海、済寧、菏沢といったように、それぞれ獨自のカラーや特産品、見どころを持つ都市が各地に分佈しているのが特徴だ。
中國の社會學者である費孝通の言葉に「各美其美 美人之美 美美與共 天下大同」(それぞれが素晴らしい理想を追求しつつ、他者の素晴らしさを尊重する。素晴らしさが共有されれば、世の中は一つになる)という言葉がある。山東省、そして中國とはまさにこの一句を體現する地であり、各地が自らの優位性を発揮しながら、互いの良さを尊重し合い、相乗効果によって大いなる調和、獨特の魅力を生み出しているのである。
では、青島市の優位性、もしくは魅力は何かと言うと、一言で表すのは非常に難しいが、筆者が第一に思い浮かんだ言葉は「開放」である。そこには感覚的なことと、経済や國際交流のいずれの意味も含まれる。
青島市を訪れ、まず目に入るのは総面積500平方㌔㍍近くに及ぶ美しい膠州灣である。現地出身の方が「青島市民の母なる灣」と紹介していたが、まさにその言葉通り、この天然の良港は人々の心を優しく抱くかのような大いなる母性、そして美しさに満ちている。靜かな海面を眺めて、潮風に吹かれていると、それだけで開放的な気持ちになれる。
また、青島の人々も、実にオープンな心の持ち主ばかりである。取材の合間に町を散策したり、現地に暮らす方と會ったりしたのだが、青島のことを尋ねるとトークが無限にはずんでゆく。それは自慢話といった性格のものではなく、青島の魅力を知って欲しいという強い思いであるように感じられた。山東省の観光PRでよく耳にする「好客山東」との言葉があるが、まさしくこの地の人々は客人をもてなす心を自然體で備えているようだ。
海路で世界とつながる地
一方経済面でも、青島は中國で初めて開放された14の沿海都市の一つであり、一貫して対外開放をリードしてきた。青島港は世界第4位の港灣で、2022年の貨物取り扱い量、コンテナ取り扱い量はいずれもプラス転換を実現した。また、青島港は2022年の十大海運コンテナ港ビジネス環境評価で1位となり、最高ランクを獲得した。海のシルクロードとは目に見えない道だが、青島は海路によって確かに「一帯一路」參加國・地域、さらには全世界と密接に結びついている。青島が各國との経済交流で強みを発揮し、今日のように開放的な都市に成長したのは、優れた先進的港灣設備と産業基盤、そして「シルクロード経済ベルト」「海のシルクロード」における地理的位置づけによってもたらされた必然的結果と言えるだろう。
青島の産業発展を代表する企業の一つに、この地で生まれた「海爾」(ハイアール)がある。筆者は現地でハイアール世界家電博物館を訪れたのだが、その展示內容が強く印象に殘った。そこでは家電の歴史を過去から現在にかけて紹介していくパートがあり、各年代の主要な家電と生活スタイルが展示されていた。
特徴的だったのは、1950年代、60年代、70年代は歐米、80年代は日本、そして90年代から現代にかけては中國の一般家庭の暮らしが家電とともに紹介されている展示構成である。かつて日本の白物家電が歐米製の品々を圧倒し、やがて中國の経済発展に伴ってメイド・イン・チャイナが家電の主流となり、さらに今日に至ってはIT技術を応用したスマート家電で中國がさらに世界をリードしている。それはまさに改革開放以降の中國における産業および技術発展、生活レベルの向上、そして何より世界に佔めるメイド・イン・チャイナの実力と存在感を視覚化したものであった。
このハイアール世界家電博物館だけでなく青島ビール博物館、さらには郊外の小さな工場を訪れた時にも、それぞれの場所の責任者の方は海外進出、世界的な事業展開をしっかりと見據え、対外開放の重要性や國家戦略との連攜の重要性を語っていた。それゆえに筆者は、青島の特徴、そして魅力を「開放」という言葉でまとめたいのである。今年は「一帯一路」共同建設イニシアチブ10週年に當たる。これを契機として、青島市、そして中國はよりいっそう海外へと門戸を開いていき、この地の開放の気風はますます高まってゆくことだろう。
最後に、ここまで筆者の私見を語ってきたわけだが、むろん青島を訪れて何を感じるかはその方次第。観光ならば古い歴史を持つ「老街」をリノベーションした銀魚巷、「農業+観光」モデルで多くの旅行客を集めている裡岔鎮の桃李春風田園総合體など他にもおすすめのスポットは數多く、さらに言えばガイドブックや観光サイトに載っていないものだってあるはずだ。ぜひ皆さんこの美しい港灣都市を訪れて、ご自身で青島のさらなる魅力を発見していただきたい。
植野友和
1977年出生於日本東京都,中國外文局亞太傳播中心日籍記者。畢業於日本國立埼玉大學歷史系、上海東華大學國際文化交流學院。在日本出版社策劃編輯過很多月刊雜誌。
翻譯:金知曉
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