“內卷”下的新消費——付費自習室

“內卷”下的新消費——付費自習室

早在上世紀80年代,日本和韓國就已經出現了付費自習室行業,同樣也是服務於學生黨和上班族,這為想把這一行業引入我國的人提供了參考。在北京朝陽區大望路商圈經營了一家付費自習室的陳先生說,起初想要開一家這樣的自習室就是受到了韓劇《請回答1988》的啟發。

 日本や韓國では、1980年代には早くも學生や社會人が勉強に使える有料自習室が登場し始めた。このビジネスモデルは、中國で自習室を導入したい人たちの參考になった。北京市朝陽區大望路のビジネス街で有料自習室を経営している陳さんが最初にこのような自習室を開こうと思ったのは、韓國ドラマ『戀のスケッチ〜応答せよ1988〜』に觸発されたからだと言う。 


入口處寫滿大家奮鬥目標的留言板

不斷進步的付費自習室

2019年被稱為我國自習室行業的元年。

 2019年は中國の自習室業界元年と呼ばれている。 

從這一年開始,付費自習室開始在我國的一線城市出現,經過不斷的發展,越來越多的二三線城市也出現了付費自習室的身影。

 この年から、有料自習室が中國の一線都市に登場し始め、その後も発展を続け、多くの二線・三線都市でも有料自習室が見られるようになった。

 

國內的付費自習室數量不斷增多。據不完全統計,截止到2023年3月29日,北京已有300餘家付費自習室商家入駐了某團購APP。伴隨著自習室數量的增多,行業的競爭愈漸激烈,自然地導致了客源的分散,從而使得自習室的上座率也相對降低。

 有料自習室の數も増え続けている。大まかな統計によると、2023年3月29日現在、北京では某クーポンアプリに登録している有料自習室が300カ所以上もある。自習室が増えれば増えるほど、業界の競爭は激化していく。その結果、客の奪い合いとなり、自習室の利用率も下がってしまった。

正在備戰考研的大三學生楊若涵(化名)分享了她去付費自習室學習的原因。因為學校的圖書館總是滿員,並且自習室離家近,所以選擇了去付費自習室學習。在為出國讀書做準備的衣沐辰(化名)也提到,選擇去線下的付費自習室學習主要是因為能夠提高學習效率。

 現在、大學院入試に向けて勉強中の大學3年生の楊若涵(仮名)さんによれば、有料自習室を利用する理由は學校の図書館がいつも満員で、自習室は家から近いので、有料自習室で勉強することを選んだそうだ。また、海外留學の準備をしている衣沐辰(仮名)さんは、有料自習室では勉強がはかどると言っている。 

她們覺得家裡的環境過於舒適和放鬆,不適合學習,而自習室離家近,價格低,學習氛圍好,更有助於專心學習。當週圍的人都在學習的時候,自己的學習狀態也會受到影響,讓自己能夠更加投入到學習的過程中。

 彼女たちは、家で勉強すると快適すぎてついダラけてしまうと言うが、自習室なら近くて安いし、勉強する雰囲気が良くて集中できると感じている。周りの人がみんな真剣に學んでいると、自分もやる気が出てより一層勉強に沒頭できるという。

為了吸引客戶,商家們也各顯神通,宣傳各自的門店特色。國內出現了一批全自助模式的自習室,也就是“無人共享自習室”,在這裡客人可以在人工智能的引導下完成預約、繳費、學習等流程。陳先生所經營的就是一家這樣的自習室。

 客を引き付けるために、経営者たちもそれぞれ工夫を凝らし、自分たちの店舗の特徴をアピールしている。中國では「無人シェア自習室」と呼ばれる完全セルフサービス型の自習室も登場し、AIの案內で予約、支払いや勉強などの流れを完了できるという。陳さんが経営しているのはまさにそのような自習室だ。 

無人的共享自習室一方面降低了人工管理成本,另一方面對於“社恐”的客戶來說也是一種便利。這類自習室通常不需要人員服務和接待,它們有一套智能化的管理系統,通過線上小程序就可以進行自習室的預約和使用。顧客只需要通過掃碼、“刷臉”等方式即可進入自習室,十分便捷。在使用結束後,電源以及其他設備也會自動關閉,不僅大大降低了經營成本,還符合“低碳環保”的消費理念。

 無人のシェア自習室は人件費を削減することができるし、人との関わりを好まないタイプの顧客にとっても利便性が高い。このような自習室は通常、店員によるサービスや受付を必要とせず、スマート管理システムで運営され、ミニアプリで自習室の予約や利用ができる。QRコードをスキャンするか顔認証で自習室に入れるので非常に便利だ。利用が終わると、電源や他の設備も自動的にオフになるため、経営コストの大幅な削減につながるだけでなく、「低炭素・環境保護」の消費理念とも合致している。 

但是全自助模式也會出現一些問題,衣沐辰提到偶爾有人在學習的位置吃東西,且味道比較大,這個時候就需要有工作人員來管理。

 しかし、完全セルフサービス型の自習室にもいくつかの問題點がある。衣さんによれば、たまに勉強する場で食事をする人がいて、しかも匂いが強いことがあり、このようなときにはやはりスタッフが管理する必要があると感じているそうだ。 

此外,為了能夠吸引到新客戶,陳先生的自習室還推出了低價的兩小時體驗卡等活動,給從來沒有來過付費自習室的人一次來體驗的動力。較低的體驗成本能夠有效地吸引潛在客源,從而為日後提供一定的客源積累。陳先生的自習室目前銷售量最大的就是兩小時的體驗卡,截止到2023年3月29日,今年的銷量在678人次。其他的體驗卡活動也均在200至600人次之間。可以看出,這類的優惠活動對於客戶是非常有吸引力的。

 また、陳さんの自習室では、有料自習室を初めて利用する人に向けて2時間體験券を低価格で提供している。これは、自習室の雰囲気やサービスを気軽に試してもらうためのキャンペーンで、多くの潛在的な利用客が自習室に興味を持ち、リピーターになる可能性を高める取り組みだ。実際、2時間體験券は今年最も人気で、3月29日までにすでに延べ678人が購入した。他にもいろいろな體験券キャンペーンがあるが、どれも延べ200~600人が利用している。このことから、自習室のキャンペーンは利用客にとって大きな魅力になっていると言えよう。

陳先生認為經營自習室最重要的就是要用心,要永遠站在客戶的角度去考慮,為顧客提供像家一樣的舒適的學習環境。

 陳さんは自習室を経営する上で最も重要なことは心配りだと言っている。常に利用客の立場に立って考え、家のような快適な學習環境を提供することが大切だそうだ。

為了在同行之中脫穎而出,陳先生的自習室內還為顧客們提供了免費的茶水、學習用品等,需要的顧客可以隨時取用。

 また、陳さんの自習室は他の店との差別化を図るため、好きな時に自由に使ってもらえるよう、無料でお茶を提供したり、學習用品を用意したりしている。

為了營造更好的學習氛圍,店裡還劃分了靜音區、鍵鼠區等分區,以滿足顧客對於學習環境的多樣化的需求。

 より理想的な學習スペースを作るために、店內には「靜音エリア」や「キーボード・マウスエリア」などに區分けされ、利用客の學習環境に対するさまざまなニーズに応えている。

上圖為專為使用鍵盤和鼠標的顧客設立的鍵鼠區

下圖為能夠滿足顧客最基本環境需求的靜音區

雖然自習室的設施已經相對完備,但是仍有部分需求未被滿足。楊若涵就提到了能否增加討論區這一需求,雖然大部分時候是自己學習,但是有時和朋友一起去學習時也需要有位置來討論問題。

 自習室の設備はかなり充実しているが、まだ足りないところもある。楊さんは「討論エリア」を増設してほしいと言う。ふだんは一人で勉強をしているが、たまには友達と問題について話し合う場所も必要だそうだ。

困難重重的付費自習室

目前,多數自習室的上座率在旺季前都在百分之三十左右,顧客們主要還是以購買低價的體驗卡為主,選擇購買長期卡的客戶並不多。我們從陳先生那裡瞭解到在通常情況下,自習室的生意狀況一般從3、4月份開始好轉,因為這時候大家要為下半年的考研、考公等考試備考,所以大家學習的需求更旺盛,上座率隨之就會升高。到了十一月後,辦卡的新客就會減少,只有部分的老顧客會進行月度或者季度的續費。

 現在、ほとんどの自習室の利用率は、ハイシーズン前で30%程度に止まっている。利用客の多くは安い體験券を買っているが、長期カードを購入する人は少ない。陳さんによると、通常の場合、自習室ビジネスは3月や4月から良くなるという。その理由は、下半期の大學院入試や公務員試験などの試験が近づくと、學習へのニーズが高まり、利用率も上がるからだ。だが、11月以降は新規のカード利用者が減り、一部の常連客だけが1カ月もしくは3カ月ごとにカードを更新するそうだ。

“受疫情影響,目前屬於虧損的狀態,雖然放開了,但是又遇上了甲流,營業狀況並不理想。”,陳先生說道,“如果客單價高了,客戶不來,價低了又賠錢。”即使陳先生經營的自習室地處繁華的商圈,地理區位條件優越,交通也十分便利,但高昂的租賃費用也同樣造成了一定的壓力,所以經營這家自習室要面對的困難也不少。

 「新型コロナのせいで今は赤字です。コロナ対策が最適化された後、今度はインフルエンザの流行があったため、営業狀況は厳しいです。値段を高くすると利用客が來なくなるし、安くすると赤字になります」と陳さんは語る。彼が経営する自習室は繁華街にあり、場所や交通が便利だが、賃貸料も高い。そのため、この自習室を運営する困難も少なくない。 

但是陳先生還是對付費自習室這個行業有所期待,他說:“自習室在未來隨著考試學習的人群增長,一定是可以發展的,但是從目前來看,扎堆經營的現象比較嚴重,還是要做出自己的特色。”

 しかし、陳さんは有料自習室という業態に期待を寄せており、「自習室ビジネスは將來的に試験や學習をする人が増えれば成長できると思います。しかし、同業者が集中している現狀はかなり深刻です。獨自の特色を出さないといけません」と話す。

付費自習室行業競爭激烈,多數自習室商家在短期內難以收回成本,所以比起以盈利為首要目標,行業應該以能夠提供良好的服務為重點。當前開辦自習室的門檻相對較低,這需要店家與客戶共同的努力,才能提高行業准入標準,提供更好的環境和服務。付費自習室不光是一個學習的平臺,也可以是交流的平臺,大家可以在這裡結識志同道合的朋友,可以一起努力進步,在漫漫備考路上一齊前進。

 有料自習室業界は競爭が激しく、多くの自習室の経営者は短期間でコストを回収するのが難しい。しかし、利益を最優先するよりも、良質なサービスを提供することに重點を置くべきだ。現在、開業のハードルは比較的低いが、経営者と利用客が共に努力することで、業界の參入基準を高め、より良い環境とサービスも提供できるようになるだろう。有料自習室は學習のプラットフォームだけでなく、交流のプラットフォームでもある。ここでは志を同じくする友人に出會い、一緒に努力して進歩し、長い試験勉強の道を共に歩むことができる。

國內付費自習室行業還在發展初期,在以後還會有更多的可能性,未來行業將如何發展,讓我們共同期待。

 中國の有料自習室業界はまだ発展初期にあり、今後の可能性は十分にある。今後、この業界はどのように発展していくかに期待したい。

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