有這樣一些日本的特色詞彙,看似含義簡單,或是場所、物品名稱,或是節日、自然現象,但其背後卻暗含著豐富的日本文化,以及日本人獨特的思維方式。理解這些詞,不僅有助於我們走近日本,或許也可以讓我們讀懂日本人的內心。
本刊原日本專家福井百合子女士以隨筆的形式,向我們講述了這些特色詞彙的含義,宛若開啟了一次發現之旅。那麼,就讓我們跟隨她一起去探索其中的奧妙吧。
「寫真撮影はご遠慮ください」
こういう日本語の表示を見たら、あなたは寫真撮影を止めるだろうか。それとも、もっとパシャパシャ撮りたいのをがまんして、1、2枚に留めておくだろうか。
「寫真撮影はご遠慮ください(請勿拍照)」,看到這樣的日語標識,你會停止拍照嗎?還是強忍著想要多拍幾張的渴望,先拍一兩張留念?
先日、ある人がツイッターでこうつぶやいた。
「ご遠慮くださいは、できればしないでくれたらありがたいくらいの意味で、絶対だめだとは思っていませんでした。例えば、寫真撮影はご遠慮くださいって書いてあったらたくさん撮るのはやめてインスタに上げる1、2枚だけにしてて……。でもそれって非常識なやつだと思われてたかもしれないんですよね。これからは気をつけます」
前幾天,有人在推特上唸叨:“「ご遠慮ください(請勿~、請三思)」的意思不是絕對不行,而是請儘量不要那樣做。比如,寫著‘請勿拍照(拍照請三思)’,意思就是拍一兩張夠發ins(社交媒體)就行了,別沒完沒了……。不過,這樣解釋可能會讓人覺得我缺乏常識。今後注意。”
すると、8萬6千以上のいいねがつき、約500のリプライと5700餘りの引用リツイートがあったそうだ。
結果,這條推文獲得了86000多的點贊,有約500個留言,以及5700多人轉發。
そのリプライのなかには、「今の若者は、はっきり書かないと分からないんだよ」「はっきり“禁止”と書くと、客に命令するなだの、強制される覚えはないなどと、面倒な客にからまれることがあるのでこう書くのですが、一定數、禁止ではないと思う客もいます」などの內容もあり、遠慮=禁止であることを知らない人が少數ながら確かに存在することが伺い知れる。
在互動留言中,有這樣一些觀點:“現在的年輕人,你不給他寫清楚他就不明白。”“如果清楚地寫明‘禁止’,敏感的客人會因此糾纏不休,說你不要命令我,我不想被強迫。所以,為避免麻煩才這樣寫,但也有一些客人認為這不是禁止的意思。”從這些發言中可知,雖然不知道“遠慮=禁止”的人很少,但的確還是存在的。
そもそもこのツイートがこんなに話題となったのも、日本語の特徴のひとつである婉曲な言いまわしが、最近通じにくくなってきていると感じている人が多かったためであろう。
畢竟這條推文能夠成為熱門話題,本身也是因為有很多人認為,作為日語特徵之一的委婉表達,最近越來越難以理解了。
そもそも「遠慮」とは、その場の狀況や相手の気持ちを考えて、自分自身の言動や行動を慎んだり、控えたりすることを意味している。目立つことを嫌う日本人にとって、遠慮深さというのは美徳であり、例えば人に食べものを勧められたとき、「いりません」と斷るよりも、「遠慮しておきます」と言うほうが、角が立たない。
「遠慮」最初的意思是考慮到當時的情況以及對方的心情,儘量注意剋制自己的言行。對於不喜歡張揚的日本人來說,「遠慮深さ(客氣)」是一種美德。比如,被別人推薦美食時,與其直接拒絕說「いりません(我不需要)」,說「遠慮しておきます(我先不用了)」,語氣會更加柔和不傷人。
「遠慮」は本來、自分自身に対して使われる言葉なので、それを他人にお願いする「ご遠慮ください」という使い方は、少しおかしな使い方ではあるものの、こう表現することで、相手の判斷にゆだねるという意味あいがでるため、一方的に禁止するよりもやわらかい表現となる。同じような意味をもつものとして「お控えください」という言い方もあり、これは「控える」という和語を使っていて、一般的に和語は漢語よりもやわらかいニュアンスをもつために、漢語である「遠慮」よりもさらにやわらかい言い方となる。
因為「遠慮」原本是對自己使用的詞彙,所以拜託他人做某事時說「ご遠慮ください」就有些奇怪,不過這一表達因為具有交給對方判斷的意思,不會像片面禁止那麼生硬。類似的表達還有「お控えください」,這裡使用了日語固有詞彙「控える(剋制)」,由於通常日語固有詞彙比漢語詞彙語感溫和,所以「控える」比「遠慮」更加委婉。
翻譯、編輯:錢海澎
圖片來自網絡
點
下圖進入微店
掃一掃,關注人民中國
▼
微信ID:peopleschina